自分の年金の試算ができるサイト(厚労省公式)

こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今回は「自分の年金の試算ができるサイト(厚労省公式)」についての話です。

老後のお金の話は誰にとっても気になるテーマですが、「実際、自分はいくら年金をもらえるのか?」と聞かれると、正確に答えられる人は意外と少ないかもしれません。
そんな中、厚生労働省が提供する公式の年金試算サイトがあるのをご存じでしょうか?

厚生労働省の「公的年金シミュレーター」

現在、厚労省が公開しているのが【公的年金シミュレーター】というツールです。

これまでの働き方や年収、年金の受け取り開始年齢などを入力することで、将来もらえる年金額を手軽に試算できる非常に便利なサイトです。

使い方も簡単で、スマホやパソコンから数分で完了します。

具体的なシミュレーション例

試しに、以下のような前提で試算してみました。

  • 20歳〜30歳:会社員(平均年収400万円)
  • 31歳〜59歳:自営業(国民年金加入)
  • 年金受給開始年齢:65歳

この条件でのシミュレーション結果は、**年間約104万円(月額約8万6千円)**の年金が受け取れるという結果でした。

また、このツールでは繰上げ受給・繰下げ受給のパターンも比較できます。

  • 60歳から受給する場合:年額約79万円
  • 70歳から受給する場合:年額約147万円

受給開始時期によって大きく変わることが、数字として明確に分かります。

老後資金の逆算にも使える

年金の金額がわかると、「じゃあ老後、いくら貯金が必要なんだろう?」という逆算ができます。

例えば、老後の生活費が年間200万円だとすると、年金収入との差額を何年分カバーすべきか計算することで、引退時に必要な貯蓄額の目安を知ることができます。

さらに、そこから現在の収入や支出を見直して、

  • 今の生活費は高すぎないか?
  • 毎月いくら貯金すれば足りるのか?

といった現状の見直しにもつなげることができます。

まとめ

年金や老後資金については、不安を感じている方が多いですが、「不安の正体は、正確に把握できていないこと」だったりします。

公的年金シミュレーターは、そんな漠然とした不安を“数字”で可視化するための強力なツールです。
将来設計の第一歩として、ぜひ一度ご自身の年金額を試算してみてください。

「想像より少なかった…」という気づきも、「まだ何とかなるかも!」という安心も、どちらも“気づける”ことが大切です。
気になった方は、ぜひ公式サイトでチェックしてみてくださいね!
👉 https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/