
こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。
今回は「クラウド会計×税理士で経理時間を80%削減した話」についてです。
新たに関与させていただいたお客様で、
これまで月4時間ほど会計ソフトへの手入力に時間をかけていた方がいらっしゃいました。
税理士を私に変更するタイミングで、
クラウド会計ソフト「マネーフォワード(MF)」を導入していただき、
私がサポートした結果、
経理作業が約1時間程度まで圧縮できた事例をご紹介します。
自計化から自動化へ
当初、そのお客様は自社で会計ソフトへ手入力をされており、
毎月かなりの時間を費やしていました。
そこで、MFクラウドを用いた自動化フローの構築を行いました。
- 請求書の発行連動
- 導入した請求管理ツールとMFを連携し、
請求書を発行すると同時に売上仕訳が自動入力されるように設定。
- 導入した請求管理ツールとMFを連携し、
- クレジットカード・通帳データの連動
- クレジットカード明細や銀行通帳をMFに連携し、
取り込まれたデータを確認して勘定科目を選ぶだけのフローに変更。
- クレジットカード明細や銀行通帳をMFに連携し、
- 手書きの現金出納帳からExcel→会計ソフトへ
- これまでは手書きで記入されていた現金出納帳を、
Excelで入力いただき、そのままMFにインポート。
入力ミスも減り、取り込みの手間だけで済むようにしました。
- これまでは手書きで記入されていた現金出納帳を、
これら3つの自動化により、
経理に割く時間を1/4に削減。
月3~5時間かかっていた作業が、
約1時間程度で完了するようになりました。
自動化の「落とし穴」
ただし、
完全自動化=100点ではありません。
MFクラウドなどの会計ソフトは、
- 「金額がいくら以上だから固定資産」
- 「この飲食費は交際費ではなく自分のランチ代」
といった細かい判断を自動では正しくできないため、
最終的なチェックは必須です。
これらは、まさに税理士の仕事。
いわゆる税務監査の部分になります。
二人三脚で100点を目指す
私の考えでは、
クラウド会計ソフトで楽に70点レベルの会計処理を進め、
税理士が残りの30点を埋めていくのが最短かつ最も効率的な進め方です。
- お客様がソフトの自動化で効率化しながら
- 税理士がチェックを行い、正確性を担保する
この二人三脚の体制こそが、
経理業務をストレスなく、
かつスピーディに進めるコツだと考えています。
まとめ
- 自計化からクラウド会計による自動化で作業時間を大幅に削減できた
- しかし、自動化だけでは完璧ではなく、税理士の最終チェックが必要
- クラウド会計(70点)+税理士チェック(30点)の二人三脚で100点を目指す
会計ソフトの導入や運用にお困りの方は、
ぜひご相談ください。
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