社長のよき相談相手としての税理士業

こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今日は、社長のよき相談相手としての税理士業についてです。

経営者は孤独

社長の仕事には、実に多くの責任がつきまといます。

戦略を練り、社員をマネジメントし、効率的に業務を進めるだけでなく、
資金調達や税務にまで頭を悩ませることも。

そんな中で、最終的に決断しなければならないのは自分一人。
どんなに信頼できるスタッフやパートナーがいても、
その孤独を感じる瞬間は多いはずです。

社員に対して決断を下さなければならないとき、
自分の悩みを共有できる相手がいないこともよくあります。


社長が相談する相手は税理士

多くの経営者が悩み事を最初に相談するのは、実は税理士です。
下のグラフがそれを表しています。

出所:中小企業庁HP(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/shokibo/b3_2_4.html

税理士は会社だけでなく、社長のお財布事情を把握してます。
経営で悩んだとき、やはり相談先は税理士に、となるようです。


なぜ税理士に相談する人が多いか

税理士はなんでも把握しているから、相談されるのです。

なんでもって、本当になんでもです。


家族構成や事業への思い、立ち上げ時の苦労、
今後の事業の方向性、好物やよく行く居酒屋、乗ってる車、
奥さんの趣味、愛人の存在、などなど…

日常の面談で、様々なことを把握しています。
だから、社長はまず税理士に相談するのです。


税理士は“ハブ”的存在

税理士は、税務だけにとどまらず、
ビジネス全般をサポートする“ハブ”的な役割も果たしています。

経営者が抱えるさまざまな問題に対して、必要な専門家を紹介することも多いです。

例えば、労務の問題があれば社会保険労務士を紹介したり、
法的な問題があれば司法書士や弁護士を紹介したりします。

税理士は他の専門家とのつながりを持っているため、
経営者は一つの窓口で済ませることができるのです。

困ったらまず税理士に相談する。
そうすれば、誰に相談すればいいか、橋渡ししてもらえる。
こういった感覚が社長にはあるのかもしれません。


相談しづらい税理士は?

ただし、残念ながら税理士に相談しづらいという方もいらっしゃいます。

一番多い理由は、経営者と税理士の年齢差が大きすぎる場合です。

例えば自分が30代でIT系の仕事をしているとき。
70代のスーツを着た真面目そうなお堅め税理士と、日常のことまでお話しできますか?

私なら緊張して、最低限のことだけ話して帰ってしまうかもしれません。
(私は実は小心者でして…。)

一番話しやすいのは、同年代か少し上、という方が多いです。


私の関与先様の若手経営者の方々からは、
「相談しやすいから」という理由で私を選んで頂いているので、
恐らく年齢が近いというのは大きな要素なのだと思います。


社長にとって税理士は、
「定期的に面談して、プライベートも含めて様々な悩み事を相談する相手」です。

自分にとって話しやすいのはどんな人か?
という視点で税理士を探されると、ミスマッチがなくなると思います。

税理士選びの参考になれば幸いです。