○万円の価値のある面談ができるか

こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今回は『○万円の価値のある面談ができるか』という話です。

税理士との面談について、正直、何を話しているのかわからない、
毎月会っているけれど結局は雑談で終わっている気がする、
と感じている経営者様は少なくありません。

一方で税理士側も、
定期面談は大事だから、
とりあえず顔を合わせておくべきもの、
という意識で目的が曖昧なまま時間だけが過ぎていくケースもあります。

今日は、この面談の価値について、私自身の考えをお話しします。

面談は回数ではなく価値で考えるもの

月1回の面談があると聞くと、
それだけで安心感を持たれる経営者様も多いです。

ただ、その1回の面談が本当に意味のある時間になっているかは全くの別問題です。

仮に1時間の面談に3万円の顧問料が含まれているとしたら、
その時間でしっかりと3万円分の価値を提供できているのか。

ここを考えずに回数だけをこなすのは、
プロとして、そして経営のパートナーとして、正直あまり健全ではありません。

雑談中心の面談が生まれてしまう理由

面談の価値が薄くなってしまう原因の多くは、
目的が決まっていないことにあります。

・最近どうですか?
・特に変わりないですね
・じゃあ来月も同じ感じで

こうなってしまうと、会うこと自体が目的化してしまいます。

これは税理士側の準備不足でもありますし、
経営者様側も、何を聞けばいいのかわからないから仕方ない、となりがちです。

本来、数字の裏側にある変化や、将来の予測について語るべき場が、
ただの近況報告会になってしまうのは非常にもったいないことです。

私が定期面談なしを選んでいる理由

私は、原則として定期面談を必須にしていません。
理由はシンプルで、話す価値のあるテーマがない面談をしたくないからです。

その代わり、以下のような今話す意味があるタイミングで、しっかり時間を取って話します。

・資金繰りの不安が出てきた
・新しい投資を考えている
・利益が大きく動きそう
・節税や役員報酬の具体的な相談をしたい

こうした時にこそ、密度の高い面談を行うべきだと考えています。

○万円の価値とは意思決定が一つ進むこと

私が考える1万円の価値のある面談とは、社長の意思決定が一つ前に進む面談です。

・この設備投資は今やるべきか
・新しい人を雇っても大丈夫な数字か
・今期はどれくらい利益を残し、どれくらい納税すべきか

こうした判断が一つでもクリアになれば、その面談は十分に元が取れています。

逆に、何も決まらず、まあ様子見ですね、で終わるなら、
その時間は経営者にとっても税理士にとっても、価値を生んでいないことになります。

面談は安心を売る場ではない

税理士との面談に、漠然とした安心感を求める方もいます。
それ自体を全否定するつもりはありませんが、
私はそれだけでは不十分だと思っています。

面談は、経営判断を整理し、数字をもとに未来の選択肢を増やす場です。
安心はその結果として得られるものであって、目的ではありません。

確かな根拠を持って判断を下せたとき、初めて本当の意味での安心が生まれます。

価値観が合うかどうかが顧問契約の鍵

面談の価値を、回数ではなく中身で考えられる経営者様とは、長く良い関係が続きます。

逆に、毎月なんとなく会いたい、特に話すことはないけれど事務所に来てほしいというスタンスだと、
私の仕事の進め方とはどうしてもズレが生じてしまいます。

私は、1回1回のやり取りで、
今日話してよかった、明日からの動きが決まった、
と思ってもらえる関係を大切にしています。

それが、数万円の価値のある面談だと信じているからです。

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