フリーランスの勘定科目はある程度なんでもいい

こんにちは!仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今日はフリーランスの方からよくいただくご質問、

「勘定科目の付け方のポイント」についてお話しします。


勘定科目はどれを使えばいい?

帳簿を自分でつけている方や、会計ソフトを使っている方から
「この支払い、どの勘定科目にすればいいんですか?」という質問をよくいただきます。

例えば、ペンを買ったとき
これは「消耗品費」でしょうか?
それとも「事務用品費」でしょうか?


髙橋の答え:どっちでもいいんです!

結論から言うと、どっちでもOKです。
ただし、一度決めたら統一しておくと楽ですよ。

会計入力は最終的に決算書を作るために行います。
そして、この決算書の「経費」という欄に、
皆さんが迷われる勘定科目が入ってきます。

決算書のゴールはこれです↓↓↓



でも、実はどの科目にしたとしても、
売上から差し引く性質は同じなので、利益や税金に影響はありません

例えば、「事務用品」として買ったものを「消耗品費」として処理しても、税額が変わることはありません。
だから、あまり深く考えすぎなくてもいいんです。


髙橋のオススメ:ルールを決めて統一しよう

私は、物を買ったときはすべて「消耗品費」に統一しています。
こうすることで、科目に悩む時間を減らし、その分、本業に集中できるからです。


注意が必要な科目は?

ただし、必ず正確に計上するべき科目もあります。それが以下のものです

  • 修繕費
  • 減価償却費
  • 給料賃金
  • 地代家賃
  • 利子割引料(借入利息のこと)

これらは計上方法が少し複雑だったり、
別の表に細かく記載する必要があるため、正確に処理しなければなりません。

迷ったときは、税理士に相談した方が結果として早いです。


年末が近づいてきました…帳簿、ためてませんか?

今年も残りあとわずか。帳簿付け、順調ですか?

「1年分まとめて入力しよう!」と思っている方、注意です!
最後の方で時間が足りなくなって、結局税理士に依頼する…という方が多いです。
(もちろん私はその方が仕事になりますが…笑)

日々の帳簿入力をコツコツ進めることが、
確定申告を進めるための一番のコツです。