産業能率大学大学院のHPとパンフレットに掲載されました

こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今回は「産業能率大学大学院のHPとパンフレットに掲載された話」についてです。

少し前、嬉しい連絡をいただきました。
修了した産業能率大学大学院から「ホームページやパンフレットに掲載させてほしい」とのご依頼。
私でよければ、ということで喜んでお受けしました。

掲載ページ→https://www.sanno.ac.jp/graduate/exam/alumni_voices.html

改めて振り返ると、大学院に進学したのは30歳の時。
きっかけも含めて、当時のことを少しご紹介させてください。

税法と経営学を同時に学べる大学院を探していた

大学院に進学しようと思った動機は2つあります。

1つ目は、「税法と経営学を同時に学べる場所」だったからです。
私は元々、税理士試験の法人税法に惹かれて、もっと深く学びたいと思っていました。
しかし、税法を扱う多くの大学院は“法学研究科”に所属しており、
刑法や民法、金融商品取引法など、純粋な法律を幅広く扱うカリキュラムでした。

その点、私が進学した産業能率大学大学院(代官山キャンパス)は「総合マネジメント研究科」。
経営学・マネジメントを主軸にしつつ、税法の研究も行える非常にユニークな構成です。
実際、MBAを取得する方々と同じ教室で学ぶ機会も多く、
単なる“税法の勉強”にとどまらず、「関与先企業にどう貢献できるか」を見据えた学びが得られました。

税理士試験免除の制度を活用

2つ目の動機は、税理士試験免除の制度です。

税理士資格を取得するには、試験に合格する方法が一般的ですが、
試験5科目合格か、3科目合格+大学院で税法研究を行う、という道があります。

私は3科目(法人税法・簿記論・財務諸表論)を合格した上で、
大学院で税法の修士論文を執筆するという後者のルートを選びました。

なぜなら、「若手税理士」として早期に活動したかったからです。
通常、税理士試験は年1回の受験で、5科目すべてに合格するのには時間がかかります。
(平均9年かかると聞いたことがあります。)

一方で、大学院での研究と論文執筆を通じて、
学術的にも実務的にも深い理解を得ながら、
より短期間で資格取得を目指すことができました。

予習・復習・レポートの三重奏

大学院の授業は、学部の授業とはまったく違います。

まず、授業前の予習が必須。
教材を読み込んで、ある程度の知識をインプットした上で授業に臨みます。
そして、授業内ではディスカッションが中心。
知識を前提にしたうえで議論するため、受け身ではいられません。

さらに授業後は、レポート提出。

要するに、授業のたびに予習・参加・復習の三段構えが必要です。
正直、社会人との両立は楽ではありませんでしたが、
「将来の関与先様に役立つなら」という思いで頑張り抜きました。

オンライン時代の今、さらにおすすめできる環境

私が通っていた2021年〜2023年はコロナ禍の影響もあり、オンライン授業が中心でした。
新潟や大阪など、遠方から参加される方も多数いて、
通学が不要なぶん柔軟な学び方が可能になっていました。
今でもこの体制が一部定着しており、地方在住の方でも通いやすくなっているようです。

もしこの記事を見ている方の中で
「これから税理士を目指したい」「理論的な裏付けを持った経営支援がしたい」とお考えの方がいれば、
ぜひ産能大を選択肢に入れてみてください。

母校が発展し、優秀な若い税理士が増えることは、
業界全体にとってもプラスだと私は思っています。

お仕事のご依頼はこちら→https://tktk-tax.com/contact/