『やめられない』が経営を重くする

こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。

今回は「『やめられない』が経営を重くする」という話です。

経営をしていると、毎月いろいろな支払いが発生します。
会計ソフト、税務ソフト、生成AIの利用料、家賃や通信費など、
有形無形を問わず固定費は自然と増えていきます。

その中で私が常に意識しているのが、
「この契約、どれくらい縛られるんだろう?」という点です。

一見すると割安に見えるサービスほど、実は長期契約が前提だったりします。

契約した瞬間は安心でも、
数年後に「あれ、これ足かせになってない?」と感じること、意外と多いんですよね。

経営判断で一番気にしているのは「縛りの長さ」

私がシステム導入や契約を検討する際、
真っ先に確認するのが契約期間です。

金額の高い安いよりも、
「途中でやめられるか」「環境が変わったときに動けるか」を重視しています。

特に税務ソフトや業務系のシステムは、5年縛りが当たり前の世界です。
契約時は「長く使う予定だから問題ない」と思いがちですが、
5年という時間は、テクノロジーの世界ではかなり長いです。

税務ソフトやPCリースに感じる違和感

例えば税務ソフト。

この5年で、AI-OCRの精度は大きく向上しましたし、
生成AIによる分析や提案機能、クラウド化も一気に進みました。
正直、5年前の常識はもう通用しません。

PCリースも同じです。

一般的にPCの性能は5年で数倍レベルで進化すると言われています。
そんな中で、5年前の性能を前提にしたPCを、
縛り付きで使い続けるのはなかなかしんどい。

私はこういった長期縛りの契約は、基本的に選ばないようにしています。

長期契約が「動きにくさ」になる瞬間

長期契約の一番の問題は、
コストではなく「動きにくくなる」ことだと思っています。

世の中の流れが変わったときに、
「今のサービスがその流れに乗ってくれるか」を自分ではコントロールできません。

もし、契約しているサービスが時代の変化についてこなかった場合でも、
縛りがあると簡単には乗り換えられない。
結果として、「分かっているけど変えられない」状態になります。

これは経営上、かなりのストレスです。

中小企業の社長としての実感

私は税理士であると同時に、関与先様と同じ中小企業の社長でもあります。
だからこそ、机上の理論ではなく、
「自分がどう感じるか」を大事にしています。

関与先様に良いサービスを提供し続けるためには、
所内のシステムも柔軟である必要があります。

いつでも入れ替えられる、アップデートできる。
その状態を保つために、あえて長期の縛りを避けています。

安さよりも「身軽さ」を選ぶという考え方

もちろん、長期契約がすべて悪いわけではありません。
安定した環境で、長く変わらない業務なら、縛りがあっても合理的なケースもあります。

ただ、変化の早い分野に関しては、私は「多少高くても身軽でいられる」方を選びます。
これは性格もあると思いますが、少なくとも今のところ、この判断で後悔したことはありません。

経営に正解はありませんが、「縛られていない」という安心感は、思っている以上に大きいです。
もし契約を検討しているものがあれば、一度「これ、何年縛りだっけ?」と立ち止まって考えてみるのも悪くないと思います。

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