
こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。
今回は「税理士は他の専門家への橋渡し役」というテーマでお話しします。
日々さまざまな経営者の方とお話ししていると、
会計や税金の相談だけでなく、
「これって誰に相談すればいいの?」
というような悩みごとを打ち明けられることが少なくありません。
実はそれこそが、
税理士が担っている重要な役割のひとつなのです。
専門家の使い分けは難しい
企業が直面する課題は多岐にわたりますが、
実際にはそれぞれ適した専門家(士業)が存在します。
たとえば:
- 法人設立登記 → 司法書士
- 建設業や産業廃棄物処理業の許認可 → 行政書士
- 融資や補助金の申請、経営改善 → 中小企業診断士
- 社会保険や給与計算、助成金対応 → 社会保険労務士
- 記帳代行や決算・申告書作成 → 税理士
このように、
企業のニーズに応じて、対応すべき士業が異なるのが現実です。
しかし、中小企業の社長や個人事業主の方が、
「この悩みはどの士業に相談すればいいか」を正しく判断するのは非常に難しいもの。
最初に相談するのは“税理士”が正解
そういったときに頼りになるのが、税理士です。
なぜなら、
- 決算や申告を通じて、毎年必ず関わる存在であること
- 社長のビジネスやお金の流れをよく理解していること
- 相談のハードルが低いこと
このような理由から、まず税理士に相談することで話が整理されやすくなるのです。
たとえば、「補助金を申請したいが、どこに相談すればいい?」という質問をいただいたときは、
- それが中小企業診断士の領域なのか
- そもそも補助金以外に選択肢がないのか
- 補助金と助成金を混同していないか
を整理し、適切な士業の方にお繋ぎするのも、税理士の役割のひとつです。
士業ネットワークも税理士の価値
私自身、司法書士・行政書士・社労士・診断士といった
他士業の先生方と日頃からネットワークを築いています。
なぜかというと、
経営者の悩みは税金だけにとどまらないからです。
税理士の本来の仕事は会計・税務ですが、
経営者の相談相手として「交通整理」をするのも立派な役割だと考えています。
「これは税理士の範囲じゃないかも…」と思っても、
まずは税理士に相談してみてください。
きっとその一歩が、悩み解決の糸口になります。
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