
こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。
今回は「税理士試験より開業後の方が大変だった話」です。
税理士試験は、間違いなく大変です。
各科目の合格率は10%前後。
それを複数科目クリアしなければならないため、年単位で勉強漬けの日々が続きます。
私自身も合格までに多くの時間と労力を費やしましたし、
当時は「合格さえすれば、あとはバラ色だ」と思っていました。
独立後に待っていた現実
しかし実際に独立してみると、それ以上に大変なのは「合格後・独立後」だと痛感しました。
税理士は「知識を売る」仕事ですが、
その価値は物のように目で見て比較できません。
だからこそ、営業がとても難しい。
普段の振る舞いや話し方、
何を話すか・話さないかといった細かい部分まで含めて信頼を築いていく必要があります。
試験にはない“現場の複雑さ”
さらに、契約が決まってもお客様は教科書通りのケースばかりではありません。
たとえば法人決算の相談が、実は所得税や相続税にも影響することがあります。
税目が横断するようなケースは珍しくなく、
その判断は会話の中から情報を拾わないといけません。
試験問題のように「条件」がすべて明示されるわけではないのです。
営業と実務、両方の力が必要
試験勉強は知識の蓄積が中心ですが、
実務では知識をどう使うか、どう聞き出すか、どう伝えるかといったスキルも欠かせません。
営業力・傾聴力・判断力、どれが欠けてもお客様の信頼は得られません。
この点が、独立後の最大の難しさだと感じます。
それでも、この仕事は天職だと思う
もちろん大変なことばかりではありません。
お客様から感謝の言葉をいただいたり、経営の支えになれたと実感できる瞬間は、試験勉強の何倍ものやりがいがあります。
確かに独立後は大変ですが、
それ以上に、この仕事は自分にとっての天職だと心から思っています。
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