
こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。
今回は『記帳代行の仕方だけでも良い提案ができた話』についての話です。
記帳代行というと、
「レシートを全部預けて、あとは丸投げでOK」
というイメージを持っている方も多いかもしれません。
実際、私も税理士になるまでは「それが一般的なやり方なんだろう」と思っていました。
でも、実際にお客様と関わる中で、
「やり方ひとつで、記帳代行のストレスが減るどころか感謝までされる」
ことを実感する出来事がありました。
今回はそのエピソードをご紹介します。
弊所の記帳代行スタイル
弊所でも記帳代行のご依頼を受けることがあります。
ただし、できるだけお客様の手間を減らすような形を心がけています。
たとえば、以下のような形で資料を準備していただいています。
- レシート:茶封筒にごそっと入れてもらうだけ
- 通帳:スマホで写真を撮ってチャットで送付
- クレジットカード明細:PDFでそのままチャットへ
- 売上資料:請求書のPDFがあれば、そのまま共有
コピーや印刷は不要。
基本はデータでやり取りし、レシート類だけ郵送というスタイルです。
「貼らなくていいだけでありがたい」と喜ばれた話
先日、新しくご契約いただいたお客様にこのやり方をご提案したところ、それだけでとても感謝されました。
理由を聞いて驚きました。
「今までは税理士さんの指示で、レシートを日付順にルーズリーフに貼って、
1日ごとの合計金額を右下に書いてたんですよ」とのこと。
正直、それはもう記帳代行というより“記帳作業そのもの”をお客様がやらされていたようなものです。
私は「それ、全然必要ないですよ。月ごとに茶封筒にまとめてもらえれば十分です」とお伝えしました。
すると、「本当に助かります」とほっとされたような表情をされました。
時代に合わない手作業の記帳スタイル
ノートにレシートを貼るということは、スキャンもできませんし、データ化にも向きません。
つまり、税理士側も目視で手入力していたということになります。
今は、スキャンからAIで会計処理する仕組みも当たり前になっています。
手入力は時間がかかるだけでなく、属人性も高く、ミスの原因にもなりやすい。
なのに、お客様にも税理士側にも手間のかかるやり方が、
いまだに残っているのは非常に残念です。
経営者には営業に集中してほしい
中小企業の社長は、その会社のトップ営業マンでもあります。
日々の細かい作業に時間を取られるより、
本業に集中していただくことの方がずっと大事です。
だからこそ、記帳代行を依頼するなら
「極限まで手間をなくす」提案が必要だと、改めて実感しました。
今後も、ただ“代行する”だけでなく、
「どうすればお客様の負担を減らせるか」にこだわって、
オペレーションを見直していきたいと思います。
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