こんにちは!
仙台市太白区の若手税理士、髙橋拓人です。
今日は、最近読んだ本の話でも。
いまさらながら、
『ジェイソン流 お金の増やし方』を読みました。
芸人の厚切りジェイソンさんのベストセラーで、
2021年に発刊された、当時メディアでもよく取り上げられた本です。
内容は、米国株投資が流行りだした時期の本なので、
やはり「米国株に投資しようよ」という趣旨なのですが、
この本の一番の学びは『ヘドニック・トレッドミル』という考え方についてでした。
『ヘドニック・トレッドミル』という言葉は、
日本語で” 快楽順応 ”というらしいです。
ヘドニックとは快楽のこと。
トレッドミルとはランニングマシンのこと。
つまり「幸せを追い求めてランニングマシンで永遠に走り続ける状態」
と、私は解釈しました。
僕が税理士事務所を開業するとき、実は直前まで都内で開業するつもりでした。
でも地元仙台に帰ってきたのは、
「たくさんお金を稼がなければならない感覚」が嫌で、
東京から脱出したかった部分が大きくあります。
おそらく東京で開業していたら、
「いつかは港区に住みたい」
「いつかはタワマンに住みたい」
「いつかは年収1億稼ぎたい」
のように、ずっとお金で手に入る幸せを追い求めていたんだろうな、と思います。
昔でいう「いつかはクラウン」みたいな感覚でしょうか。
東京は「今より稼ぎたい人」を前提にできた都市だと最近になって気づきました。
ジョンソンさんは、この本で以下のように述べています。
~~~以下、引用~~~
所得が増えるとその状態にすぐに順応してしまって、
欲しいものをどんどん買って生活水準を上げて自分の欲求を満足させる。
でも、それはすぐに当たり前になって、もっと欲しいという願望が大きくなって、
さらに良い生活をするためにお金がもっと必要だ、と感じるようになってしまいます。
これは本当に不幸だと思う。
~~~引用、終わり~~~
僕が東京で感じた感覚はこれだ!と思いました。
幸せは、お金以外のところで感じたいな、と思った今日この頃です。
余談ですが、
厚切りジェイソンさんのことはよく存じ上げなかったんですが、
非常に優秀な経歴の方なんですね。
飛び級で大学入学、早稲田大学ビジネススクール通い、
そしてIT企業の役員をやりながら、お笑い芸人として活躍、、、
心理的な豊かさがあると、やはり成功に近づくのでしょうか…。